「手話」という語学と「英語」という語学を、同時に勉強することにした。

手の画像

今日から、手話の勉強会が始まりましたー!
全40回。
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何故に手話?

私の周りには、聴覚障害の方はいません。
なので、正直、必要性は、全くといっていいほどないんです。
きっかけは、少し前に、たまたま市の会報で「手話教室」が開校されることを知ったこと。
そしてこの一文。

テキスト代以外無料。

はい、私、こういうのに弱いです(笑)
無料で何か新しいことを勉強できるなんて!!
なんか面白そうだし、自分の名前とか手話で伝えられたら、なんかカッコよくないか?!
申し込んじゃえー!!
そんな適当な理由で、手話の世界に飛び込みました。

理由はどうあれ、飛び込んで始めてみることの大切さ

こんなユルい適当な感じで飛び込んだ手話の世界。
会話は、発声をせずに行われる。
静かだ・・・。
でも、なんとなく伝わる。
不思議な感覚。

他の受講者の方たちは、多くの人が目的を持って来ていた。(当たり前)
私の始めた理由は「なんとなく」。
この5文字にすべて集約される。

自己紹介も、カッコつけてもしょうがないので
「申し込んだ理由は、「なんとなく」です。」と、正直に言いました。
完全に劣等生からのスタート。
でも、たった一日だけれど、色々と自分が目指したいこと、役に立てそうなことが思い浮かんできました。

「なんとなく」とか「不純な動機」でも、始めるきっかけは何でもいいと思います。
やり始めてから気付くこともきっとあると思うから・・・!
と、自分を正当化してみる!!

他の言語の学習にも役立ちそう!

私はすごく英語が苦手で、少し前にようやく再開したばかりなんです。
「1年間で、TOEIC400点台から800点台!」を目標に、来年海外に行く計画も立てて頑張っています。
そんな時、語学堪能な友人が言っていたことをふと思い出しました。
「スペイン語も勉強し始めたら、英語もすごく伸びた」と。
「「手話」も、ある意味語学じゃなかろうか?」
これも、なんとなく申し込んだ理由の一つかもしれません。

これから先の目標

IT業界との橋渡し

私は、今はIT系の仕事をしています。
福祉関係の仕事とはかなり縁遠く、障害者の方と接する機会は今まで全くといっていいほどありませんでした。
今日ふと気づいたのですが、耳が聞こえなくてもIT系の仕事ってできる!
会話も、プログラミングや開発の邪魔にならないように、
よっぽどの急ぎの案件でない限りは、近くの席の人にも会話ではなくてskypeやメールで伝えることがほとんど。
記録を残すためにも、話した内容をもう一度メールで送ることも多くあります。
こんな感じなので、聴覚障害の方がもっとたくさんいてもいいような気がするのですが、
今まで一度も会ったことがありません。
何でだろう・・・

たまたまちょっと耳が聞こえないだけで、プログラミング技術の素質や技術がある人が就労しづらい環境がもしあるのだとしたら、
それは本人にとっても社会全体にとっても、本当に不幸だと思います。
私がもし、ほんの少しでも手話ができたら、何かのきっかけでお互いにとってハッピーなことを起こせそうな気がします!

英語学習に役立てる

「伝えたいことをどう伝えればいいのか」ということを模索するのは、手話も英語も同じ。
今日感じたのは、大きなジェスチャーだったり大げさな表情だったり、伝えようとする気持ちがすごく伝わってきたこと。
やっぱり、言葉って「伝えたい・分かり合いたい」からあるわけで。
そんな当たり前のことに気付けました。
これだけでも、手話に出会えた価値はあるのではないか、と思うくらいです。

私は、もっといろいろな人と話してみたい。
国とか年齢とか立場とか障害とか、そういうタグ付けはどうでもいい。
純粋に「色々な世界を見てみたい」という強い欲求が、私の中にあります。
もちろん、英語できるようになって「仕事で役に立てたい」「お金を稼ぎたい」という欲求もあるのだけど!
それはきっと、のちのち自然と忘れた頃についてくるんだろうな。

カウンセラーの仕事に生かす

今年、産業カウンセラーの資格を取得しました。
きっかけは色々あるのですが、自分自身が働きすぎて鬱気味になったこと、先輩が過労死したこと、が大きいです。
今まで、全雇用体系を経験し、ニートも失業者も経験し、それでも何とか生きてきました。
「幸せに生きることとは何なのか?」「どういう働き方・生き方が、人間という生物にとって望ましいのか?」
というようなことについて、よく考えてきました。

今の日本社会は、レールから外れたらすごく生きづらい社会。
同じ仕事内容でも雇用形態による賃金格差があったり、
「転職している=色々な会社を経験している」ではなく、「転職=悪いこと、忍耐力がない人」みたいな偏った考えの人が多かったり。
「経験」を求めている割には「転職回数」で落としたりとかね・・・。
意味がワカラナイ。

あと、実際に本人から聞いたことがあるわけではないので分かりませんが、
同じ仕事をしていても、障害者であるか否かでお給料が違う、とかも往々にしてあるのではないかと懸念しています。

さらに、「正社員が偉い(責任が伴う)」みたいな考え方がなくなればいいのになぁ、と切実に思います。
責任なんて、経営者しかとれませんからね、実際。(経営者も経験したことあるので分かります)
会社クビになって自殺したり鬱になる人って、正社員の人の方が多いんじゃないかなぁ。
どうなんだろ。
正社員で長く勤めている方は、真面目な人が多そうだなぁ。心配だなぁ・・・。
でも、不安を抱えている人や差別的な扱いを受けやすいのは、契約社員や派遣社員の人たちだろうなぁ。
ううう。なんか歪んでる気がする。

話はそれましたが、とにかく、
「みんなが自分の得意分野を生かして、同一労働同一賃金で、健康第一(残業無し)で働いていけたら、きっと最高」という理想が私の中にあります。
雇用形態とか障害の有無とか過去に鬱になったか否か、なんてどうでもよくて、「これから何ができるか?」だと思います。
そこに少しずつでも近づくための一つとして、手話に出会えたのかも?!なんて、こじつけてみます(笑)。

次回からは、本当にゼロから手話を学ぶ過程を、書いていこうと思います。

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